TOKYOお気楽極楽日記。コッチコチだね、なんか。
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マイケル・サンデル『JUSTICE』
category: オキゴキBOOKS | author: miyamoo
読み応えのある一冊でした。



マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』



内容は云うまでもなく「正義」を考える。

ハーバード大学で政治哲学の教鞭に立つマイケル・サンデルの「正義」の講義。

建学以来初の公開講義となったこの「正義」の授業は人気爆発で

NHKでもこの春に放送されて話題になりました。



沢山の情報や、新しい犯罪、政治見解、コミュニケーション手段...

コトやモノが増えることで、新しい見解を持って物事に挑まなければ

いけない時代になってきている気がします。

この本は、タイトル通り、これからの「正義」を考える機会を与えてくれます。

自分の価値観や、別の視点や、客観、世論、さまざまな目線から

読み砕いて、また振り返って考える。そんな作業の連続で

じっくり時間をかけて読みました。

アリストテレスといった古代哲学や、カントの近代哲学を引用して

様々な現代の政治や倫理、宗教的思想についての是非を問う。

そうして又新たな視点を発見して、新しい論点に繋がっていき、

こうして現代の思想は広がっていくのだと感じた。

若干アメリカ的思想(保守・リベラル・宗教...)に

どうしても偏っている部分もあるように思ったけど

多様な人種と文化、重んじる宗教の混沌としたアメリカからは

正しい正義感を事例にあげるには、皮肉にもピッタリだと思う。



興味深い一説を要約して挙げると

“組織によって相応しい善がある。
 それを無視して役割や正当性を割り当てることは、
 ある種の堕落につながるだろう”

このとき、役割や正当性とは、裁判・法律や宗教的観念を示す。

要は「ケースバイケースにする」という言葉で片付くのだが、

“堕落につながる”という節に、それを実行することの

重要性を強く言及しているように思う。

そして、それがいかにも困難であるということだ。



全体を通して感じたのは、

「自己責任」も自由を持つ為の一つの手段である。

という事。

アメリカは自由主義であり又自己責任(保険や社会保障等)の国であると

よく言うけれど、極端な例が現在の悪化した状況であり、ただそれを真似る事は危険な道だが

人間は、自分への責任という意識を持ち直していくべきだ。

そうした思想を個々が持つことで、新たな正義の定義が生まれていくのだろう。



これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
マイケル・サンデル,Michael J. Sandel,鬼澤 忍

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