TOKYOお気楽極楽日記。コッチコチだね、なんか。
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『イミテーション・ゲーム 〜エニグマと天才数学者の秘密』
category: オキゴキMOVIE | author: miyamoo
JUGEMテーマ:映画



イミテーション・ゲーム 〜エニグマと天才数学者の秘密』を観ました。







第二次世界大戦のナチス関連の映画は

ちょっと誤解を招く表現ですが、欲をそそられるように観てしまいます。

歴史の陰は、好んで興味が湧きます。

この映画もとても楽しみにしていました。



ナチスの暗号機「エニグマ」を解読したイギリスの数学者アラン・チューリングの実話モノです。



主演はベネディクト・カンバーバッチ。

この方、神経質そうなお顔立ちにちょっと抵抗があったけど

2014年のアカデミーのレッドカーペットでU2の後ろで

コミカルなフォトボムをしていたので

一気に好きになりました。







エニウェイ、この映画、本当に素晴らしくて、

静かに息を殺して疾走するようにエンディングを迎えるのですが

擬音語で云うなら”ザン!!!”って感じでエンドロールに向かい

ついつい拍手しそうになるほど感動しました。



実話が元なので、歴史にお詳しい方はご存知であろうと甘えつつ

大凡ネタバレな感想を書きます。



ナチスの暗号機エニグマを解読できれば、敵国の戦略が暴けるんじゃ!と

イギリス国中の数学者とかチェスマスターとか集めて

ブレッチリー・パーク(当時軍の施設?)で解読の研究が行われるのだけど

このエニグマ、159000000000000000000(159x10x18乗)という

天文学的数字の組み合わせがあって、しかも、エニグマの暗号設定は

毎日0時に変更され、作業は積み重ねるどころか毎日挑戦しては落胆の繰り返す。







チームみんなが紙とペンを握っている中、カンバーバッチ演じるアランは

マシンを開発して暗号を解くのだ!と、仲間と割れて作業する。

今でいうと『ソーシャル・ネットワーク』で見たFBのザッカーバーグを彷彿とさせるような

天才数学者の特性でも有るような、"人の気持ちの分からない人間"であるアランは

(こないだみた『博士と彼女のセオリー』のホーキング博士は素晴らしい人格者でしたけどね)

仲間をはじめ、軍の司令官にも嫌悪され、皆組織から追放したがっている。







歴史として知る我々としては!"この司令官アッタマ悪ぃなーーー!解読したいんだったら黙ってろ!"って

内心とてもイライラしますが、ここで現われるのが

立派なアゴの女優さんキーラ・ナイトレイ演じる天才女史ジョーン。

彼女の寛容な人柄に、仲間と打ち解け理解と助けを得て

又、ジョーンの友達のヒントを元に、遂にエニグマを解読するのです!!!



エニグマを解読し、ナチスの攻撃標的を目の前に知ることが出来た彼らは躓きます。

研究者仲間のピーターの兄が乗っている船が今まさに攻撃されることをエニグマは示唆していました。

「すぐに司令官に知らせて回避しよう!」と仲間は勢いつきますが、

アランはそれを断固として反対します。

"回避の対応を取ることで、我々がエニグマの解読に成功したことがナチスにバレてしまう"

仲間は落胆し、ピーターは絶望の中で兄の命を諦めるのでした。



そこでアランは、エニグマから得た情報を、軍の中で取捨選択する機関を設けることを提案します。

司令官は賛成し、ナチスにバレないように、戦争の前線へ「嘘」で情報を発信し続けます。

ここで想像出来るのが、「出された情報」「出さないと判断された情報」があったこと。

「助けられた命」「分かっていたが見捨てざるをえなかった命」があったということです。

この映画で一番メッセージとして強かったのはこの部分だったと思っています。



大戦時のコンピューター開発は、国の勝利とその後の時代発展に多大に貢献しました。

戦後70年の今、テクノロジーの発展により、今の時代の我々も又、同じ選択に迫られています。

近年発達が目醒しい"人工知能"により、今後ものすごい勢いで発展してきます。

例えば、よく例に出される自動運転車についていえば...

・運転していると前に子供が飛び出してきた

・急ブレーキで回避するには間に合わない速度だ

・路肩にハンドルを切って衝突させたいが、そこには老人がいる

運転における安全のケースを、コンピューターにプログラムする命の選択。

数年前に話題になった、マイケル・サンデル氏のハーバードでの講義"これからの正義"を思い出す。

命の値段を付けるのは正義か?本当の公平とはなにか?・・・



新しい時代には、新しい価値観と新しい正義、そして個々の正しい選択が必要。

そんなことを教えてくれた映画でした。



おしまい。







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